florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2018年6月の読書メーター

2018年6月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2545
ナイス数:102

チープスリル 1 (マーガレットコミックス)チープスリル 1 (マーガレットコミックス)感想
電子書籍無料にて。前にも無料で読んだかもしれない。車をぶつけまくるところ、なんとなく覚えているような。という程度の記憶力なのが情けない。でも面白かった。一見しょうもない男女に見えて、実は色々あるのが心地よい。
読了日:06月13日

著者:くらもち ふさこ


A‐girl (1) (マーガレットコミックス (1120))A‐girl (1) (マーガレットコミックス (1120))感想
電子書籍無料にて。これは前に読んだ事があった。トイレをカッポンカッポンするところと、編集からの電話に「クソやろうっ てめェブタのケツっ」と怒鳴るところは印象的。でもラストは覚えていないというお粗末。しかしくらもちふさこさんの描く男子はカッコイイなぁ。中山手線の時からずっと恋してる気分。
読了日:06月13日

著者:くらもち ふさこ


かがみの孤城かがみの孤城感想
2018年本屋大賞をぶっちぎりで獲得と聞き期待しすぎてしまった。タイトルから大人向けミステリーを想像していたら、中学生の不登校話でビックリ。心情は丁寧に描写されているし、私自身小学校時代いじめを受けた経験もあるのでつまらなくはないのだが、肝腎のカラクリが中盤で分かってしまい後半が消化試合になってしまった。気付かせないための設定も不自然な部分が多い。でもラストは伏線が回収され綺麗にまとまっているので、素直な若者はさぞかし感動する事だろう。
読了日:06月19日

著者:辻村 深月


ニコルの塔ニコルの塔感想
ラジオドラマNHK青春アドベンチャー「ニコルの塔」を聞き、地球のマントに刺繍された物が本物になるという設定に惹かれ原作を確認。刺繍の針路指定図も興味深かった。あとがきに、レメディオス・バロの『塔へ向かう』『地球のマントに刺繍して』『逃亡』の自伝的三部作からひとつの物語を思い立ったとあり、絵も確認。実に私好みの絵で、なるほどこの三部作の通りの話だと納得した。地球のマントや聖レメディオ修道院、猫のサルヴァドールなどのネーミングをはじめ、レメディオス・バロシュールレアリズムへのオマージュ満載な話なのであった。
読了日:06月23日

著者:小森 香折


レメディオス・バロ―絵画のエクリチュール・フェミニンレメディオス・バロ―絵画のエクリチュール・フェミニン感想
小森香折の小説『ニコルの塔』がレメディオス・バロの絵からインスピレーションを得たという話を読み、発想の元になったという『塔へ向かう』『地球のマントに刺繍して』『逃亡』の自伝的三部作をネットで確認。あまりにも好みの絵だったため、もっと色々と知りたくなった。女性の立場や仕事、異性との出会いや解放、そして創造など、自身を探求していく過程を表現しているように思えるが、やはり彼女の描く不思議な世界をひたすら自然に感じていたいというのが本音。シュールレアリズムといえばダリしか知らなかったが、彼女の絵に出会えて幸運。
読了日:06月23日

著者:カトリーヌ ガルシア


ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)ベルサイユのばら 14 (マーガレットコミックス)感想
連載が終わった40年後に始まったエピソード編。そのラストを締めくくるのはロザリー編だった。オスカルの名前はスウェーデンのオスカル一世から拝借したものだと今頃知った。他にもファビアン・ノーベルによって現代のノーベル賞の存在までつなげたり、ベルばらの世界を見事に収束させている。しかし何と言ってもジェローデル!あちらの著者様も大好きな私は楽しく読んだが、賛否両論あるようだ。古巣マーガレットにエピソード編を掲載できて幸運だったという「おわりに」が、これで最後だという事実を静かに告げていて寂しい。
読了日:06月26日

著者:池田 理代子


はじめアルゴリズム(1) (モーニング KC)はじめアルゴリズム(1) (モーニング KC)感想
数学が一番得意だった時期が私にもありました。が、高校数学で早くもアップアップになり、思考回路の違う友人と接し自分は天才ではなかったと知る。その後は点の取りやすい文系に進んでしまいました。はじめ君のように数学で世界を知る事が出来たら楽しいでしょうね。同時に苦しいのかもしれませんが。
読了日:06月26日

著者:三原 和人


マリイ・ルウ (白泉社文庫―西谷祥子傑作選)マリイ〓ルウ (白泉社文庫―西谷祥子傑作選)感想
昔読んだ事があり、記憶を確認したくなって購入。概ねちゃんと覚えていた。これぞ昔の少女マンガ!という感じ。
読了日:06月26日

著者:西谷 祥子


ピグマリオンの恋人ピグマリオンの恋人感想
ピグマリオンの神話が好きでタイトル買い。昔の少女マンガらしい少女マンガでした。
読了日:06月26日

著者:丘けい子


ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)感想
シビアな話が多くなったが、相変わらず中身が濃くて興味深い。ハーピーはちょっと怖かったけど、シェイプシフターの偽物探しは面白かった。ナイトメアが二枚貝だったとはおったまげ。新しく加わった猫娘が次巻で何をしでかすか楽しみだ。
読了日:06月27

著者:九井 諒子


王妃マルゴ 6 (愛蔵版コミックス)王妃マルゴ 6 (愛蔵版コミックス)感想
ナヴァルのアンリは出来た男かと思っていたのに、最初からヴァロアの女を信じてはいなかったらしい。そしてめっぽう女に弱く、マルゴの侍女達に次々と手をつける。子供が産まれたらマルゴと離婚してお前を王妃にすると約束したり、いつの間にかひどく残念な男になってしまったようだ。そんな男でも愛せるのかマルゴよ。この時代の王家の娘は政治の道具で、不本意な結婚を強いられた後は毎年のように子供を産まされ、27歳で歯がボロボロ。それでも下町の娼婦になったり餓死したりする庶民よりはいいのかもしれない。それにしても25歳で中年とは。
読了日:06月27日

著者:萩尾 望都

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