florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2016年6月の読書メーター

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1138ページ
ナイス数:78ナイス

重版出来! 5 (ビッグコミックス)重版出来! 5 (ビッグコミックス)感想
グラビアでアイドルのウエストを削り胸を盛り、肌に透明感を出すオペレーター。スターブックデザイナー、90%初校一発校了の製版の神様、資材課の紙探偵、そして昼の空襲を美しいと感じた美の巨匠。日本にはスティーヴ・ジョブズはいないけど、真面目で勤勉な何千何万の二宮金次郎たちがこの国を作ってきた。という真面目なお話。為になったけど面白さは小休止感かな。あと五百旗頭さんはバツイチらしい。
読了日:6月1日

著者:松田奈緒子


重版出来! 6 (ビッグコミックス)重版出来! 6 (ビッグコミックス)感想
中田伯クンが連載取れたときの雄叫びシーン、これはドラマの勝ちかな?ピーヴが何たるかの説明が詳しくて良かった。校閲の仕事はひたすら地味だけどすごーく大切なのよね。当然面白さには欠けるけど取り上げてくれて嬉しかった。
読了日:6月20日

著者:松田奈緒子


隣りの女 (文春文庫)隣りの女 (文春文庫)感想
幸せではないが、とりたてて不幸でもない平凡な女の哀しみがじわじわと沁みてくる。私もこういう話がわかる歳になってしまったんだなぁとしみじみ。
読了日:6月21日

著者:向田邦子


父の詫び状 <新装版> (文春文庫)父の詫び状 <新装版> (文春文庫)感想
一昔前の父親は、こういう頑固親父が多かったんだろうなと思う。近頃の父親は人当たりは良いが、それで子供との意思疎通が出来ているかは怪しいものだ。単に威厳がなくなっただけのような気がする。というか、昔の父親達はもの凄くしっかりしていたように思った。
読了日:6月23日

著者:向田邦子


鮒/嘘つき卵 [新潮CD]鮒/嘘つき卵 [新潮CD]感想
鮒:子供を連れて、別れた女のアパートのそばへ行く父親。どんな事か分かっていたと言うけれど、息子とはつまり男同士なのね。思い出を清算したら、鮒も浮いて当たり前。女房と娘は蚊帳の外。男って勝手。/嘘つき卵:身ごもるためには、気持ちも体も温まらなくては駄目だったのか。なるほどね。
読了日:6月23日

著者:向田邦子


ヴィヨンの妻 (新潮文庫)ヴィヨンの妻 (新潮文庫)感想
大昔に読んだ記憶がかなり曖昧だったので確認。太宰先生の描く女性達は逞しいことこの上ない。
読了日:6月25日

著者:太宰治

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