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florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2015年10月の読書メーター

2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1295ページ
ナイス数:49ナイス

分身 (集英社文庫)分身 (集英社文庫)感想
鞠子と双葉が少しずつ真実に迫っていく様にハラハラドキドキ。内容は予想出来てしまうが、そこに至るまでの二人の心の動きに魅せられる。鞠子の父は人間として最低の事をしてしまったと思う。全てに決着をつけるとか遅すぎる。夫の愛した女の子供を産まされた妻の絶望感はいかばかりか。懺悔を本のカバーの裏に書いたのはよかった。この本の表紙も読んだ後でなるほどと思った。
読了日:10月6日

著者:東野圭吾


女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)感想
このミス大賞受賞作。第一部がとてもよかったので、叙述トリックで騙す必要があったのか疑問に思う。第二部でギミックに気付かせ、第三部で真相を語るという構成もよかったが、一人称が「ぼく」の女の子はやはりズルイ感があり残念。また4年生であそこまで出来る子もいるとは思うが、クラス全員となると無理があるし、警察も馬鹿ではない。文章は上手いと思うので、叙述トリックなしの本格ミステリーを読んでみたい。
読了日:10月13日

著者:降田天


美女と野獣 (角川文庫)美女と野獣 (角川文庫)感想
青空文庫ヴィルヌーヴ夫人著『ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)』を。映画を見て原作を確認したかった。クリストフ・ガンズ監督の『美女と野獣』は概ねこの原作通りだったが、呪いをかけたのは意地悪な妖女ではなく森の神にしてあった。このお話は「人は姿より内面だ」と説いているように見えるが、どっこいベルは美し姫と呼ばれる絶世の美女なので、やはり女は美しさ第一のようであるよ。まあ心も素直で善い娘と書いてはあるけどね。
読了日:10月27日

著者:ボーモン夫人


月魚 (角川文庫)月魚 (角川文庫)感想
由緒ある古書店「無窮堂」の若き店主・真志喜と友人・瀬名垣は、少年の時のある事件により危うい関係を続けていく。と思いきや、ちーとも危うくなくお互い強い絆で結ばれているのであった。色素の薄い目や肌、柔らかい髪を持つ真志喜は、男性か女性か判断しかねるような魅力の持ち主らしい。二人はそういう意味でも惹かれ合っているようだし、第2話で高校時代の宇佐見左右吉先生も真志喜にご執心の様子。密かにそっちの話も期待していたのだが、文庫書き下ろしの第3話で綺麗にかわされてしまった。まあ勝手に想像させていただく事にしよう。
読了日:10月31日

3著者:三浦しをん

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