florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2015年8月の読書メーター

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3187ページ
ナイス数:88ナイス

青の時間 (文春エンターテインメント)青の時間 (文春エンターテインメント)感想
ラジオドラマを聴いて、昆虫学者のファーブルが言ったという「タイム・ブルー」という言葉を確認したくなり、原作を読んでみた。冬のカブトムシや水車を絡め、青の時間というモチーフを上手くまとめてあると思う。来たるべき目覚めのために用意された烈しい時間…なるほどね。ブルーの大掛かりなマジックの種明かしはむろん出来ないにしても、多重人格や恋愛関係にもう少しリアリティが欲しかった。
読了日:8月6日

著者:薄井ゆうじ


ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)感想
今回も面白かった!ミミックってヤドカリみたいな甲殻類だったのね。水棲馬のアンヌの話はちょっとしんみり。脂身で作った石鹸でセンシの髭を洗い、フワッフワになるシーンが良かった。
読了日:8月16日

著者:九井諒子


有頂天家族 二代目の帰朝有頂天家族 二代目の帰朝感想
前作から間が開いているが、思い出しながら楽しく読めた。展開上まさか矢三郎が鍋に落ちはしないだろうと思いながらもハラハラドキドキ。やりたい放題の弁天があっさり二代目に撃墜されたり、膂力に長けた二代目が飛べない赤玉先生に一喝されたり、毛玉も天狗も色々複雑なようだ。今回矢三郎の意外な弱点が明らかにされ、なるほどそれで海星は、と納得。それにしてもこの話を読むと、やたら京都に行きたくなったり古い言い回しを使いたくなったりする事よ。この作者にしては珍しく三部作になるらしいので、完結編を心待ちにしている。
読了日:8月27日

著者:森見登美彦


地図を読むと、山はもっとおもしろい! コミックだからよくわかる 読図の「ど」地図を読むと、山はもっとおもしろい! コミックだからよくわかる 読図の「ど」感想
7、8年前にプレートコンパスを購入。お店のお兄さんに「どうやって使うんですか?」と図々しく質問してレクチャーを受けたにもかかわらず、さっぱり理解出来ずにヒップホップな首飾りと化していました。この次は大丈夫だ!とりあえず磁北線を入れた地形図をDLしよう!
読了日:8月28日

著者:鈴木みき


OZ 完全収録版1OZ 完全収録版1感想
偶然ラジオドラマを聴き、昔コミックを借りて読んだ話だと思い出した。どうしてももう一度読みたくなって5巻セットを購入。サイバノイド、バイオロイドが活躍するSFが好みだったが、大人になってから読むとラブロマンスの要素が多い。1巻ではOZに向かって3人が乗った飛行機がトラブル、フィリシアと19は脱出、ムトーがヴィアンカに捕まるまで。ラストは知っているが、1019の成長がまぶしい。
読了日:8月28日

著者:樹なつみ


のせ猫~かご猫シロと3匹の仲間たちのせ猫~かご猫シロと3匹の仲間たち感想
もらい本。頭や足にミカン等をのせられる「のせ猫」4兄弟の写真集。シロがデカい。よく寝る。いわゆる可愛い猫とはちと趣が違うが、味がある。2012年の時点でシロは9歳だったが、健在だろうか。それにしても、猫ってどうして箱や洗面器みたいな狭いスペースに入りたがるんだろう。
読了日:8月29日

著者:SHIRONEKO


MASTERキートン Reマスター 豪華版 (ビッグ コミックス〔スペシャル])MASTERキートン Reマスター 豪華版 (ビッグ コミックス〔スペシャル])感想
初版本を手に入れられず第2刷を購入。マスターキートンと言えば、考古学の知識とSASのサバイバル能力で身近な問題を解決していく話だと思っていたが、Reマスターは前シリーズに比べ、より社会的でシビアな問題を扱っている。人身売買やスパイ活動、戦争の爪痕等、笑えない要素が増えているが、キートンの父の太平や娘の百合子、飼い犬の太助が健在でほっとした。前シリーズでは母親のプディングを再現する話が好きで、イギリス風プディング作りにハマった事もある。あれはナオミさんの料理ではなくパトリシアさんの味だと信じつつ。
読了日:8月30日

著者:浦沢直樹,長崎尚志


ガラスの城 (第1巻) (ホーム社漫画文庫)ガラスの城 (第1巻) (ホーム社漫画文庫)感想
昨年10月に行った「わたしのマーガレット展」で1巻だけ無料DL出来たが、続きがずっと気になっていた。紙の書籍ではもう手に入らないようなので、電子書籍で全5巻大人買い&一気読み。頭がジンジンします(笑)ある日突然美しいお城からお迎えが来て、あなたこそ伯爵令嬢です、と言われるのを夢見る少女イサドラ。母親の死によって妹のマリサがその伯爵令嬢だと知り、策を弄して入れ替わる。いやー見事な意地悪ぶりに惚れ惚れしました。
読了日:8月31日

著者:わたなべまさこ


ガラスの城 (第2巻) (ホーム社漫画文庫)ガラスの城 (第2巻) (ホーム社漫画文庫)感想
飛行機事故で死んだと思われていた母親のフランソワが見つかり、これで全てがバレてしまう!と思いきや、フランソワは記憶喪失なのであった… ベタです。そして記憶が戻らないうちに亡き者にしようと画策するイサドラ。執事のクロッキーがマリサの味方になり、天使のように優しいマリサはなんとか耐えております。ああマリサの運命やいかに。
読了日:8月31日

著者:わたなべまさこ


ガラスの城 (第3巻) (ホーム社漫画文庫)ガラスの城 (第3巻) (ホーム社漫画文庫)感想
フランソワの記憶は徐々に戻るが、何故か肝腎な娘の名前は思い出せない。イサドラの実の父親がマリサを引き取りに来たり、いよいよ混沌を極めてきた。イサドラの父親から真実を告げられたマリサはストラスフォードに戻るが、イサドラに監禁されてしまう。マリサに幸せが訪れる日は来るのか?
読了日:8月31日

著者:わたなべまさこ


ガラスの城 (第4巻) (ホーム社漫画文庫)ガラスの城 (第4巻) (ホーム社漫画文庫)感想
ツタンカーメンの催眠術で自分は召使いの娘だと信じ込まされたマリサ。伯爵夫妻もイサドラを「おそろしい子」と認識するようになる。夫妻が財産の半分をマリサに分与したのを知り、イサドラは伯爵と口論になりついに… マリサはビアフラでモンゴメリー先生と結婚。イサドラはリヒテンシュタイン王国の皇太子と結婚しようとするが、それに反対するフランソワを亡き者にしようと車に爆薬を仕掛ける。事故によってフランソワの記憶が戻る。火事で顔を火傷したイサドラは皇太子に振られる。やっぱり美しくなきゃ駄目よね。
読了日:8月31日

著者:わたなべまさこ


ガラスの城 (第5巻) (ホーム社漫画文庫)ガラスの城 (第5巻) (ホーム社漫画文庫)感想
イサドラの結婚したウイリアムは、やはりというか当然というかツタンカーメンだった。イサドラは娘のミューズを守るためツタンカーメンを撃ち、自分も撃たれる。執事のクロッキーがイサドラを訴え、フランソワが残したテープでマリサがストラスフォードの正当な娘だとあっさり認められる。天使のように優しいマリサはイサドラに関する告訴を全て取り下げる。ミューズを自分の娘のマリアと分け隔てなく育てようとするが、ミューズはヘビやカエルの頭をちぎって遊ぶような子になっているのであった。もう訳わかんない。
読了日:8月31日

著者:わたなべまさこ


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