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florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2015年2月の読書メーター

2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1231ページ
ナイス数:74ナイス

ウィンブルドン (創元推理文庫)ウィンブルドン (創元推理文庫)感想
祝・復刊!とても面白かった。1977年の作品なので、片手バックハンドが主流だったり携帯電話がなかったり、今とは違う状況も多々あるが、前半の青春編も後半のミステリ編も大変読み応えがあった。ラリーの描写もテニスファンにはたまらない内容。ウィンブルドンを舞台にした犯罪がいつ解決するのか、ラストはハラハラドキドキで読み終えた。当時のテレビ中継技術も興味深い。ツァラプキンのように綺麗に負けるかデニスンのように汚く勝つか、誰とは言わないが現役の選手に置き換えて読んだ方も多いのではないだろうか。
読了日:2月9日

著者:ラッセル・ブラッドン


王妃マルゴ 3 (愛蔵版コミックス)王妃マルゴ 3 (愛蔵版コミックス)感想
マルゴも兄達も大人になってドロドロ。初体験の相手が実の兄でしかも無理矢理とは、いかにも病んだ王家らしい。告解師に強請られないかと心配してしまったよ。帯で羽海野チカが推薦しているダイアナ様、実に味のあるキャラだ。今後も是非活躍して欲しい。気の強いカトラの今後も気になる。男性のタイツ姿は相変わらず可笑しかった。あとアンジュー公に仕えるデュ・ガストが『続・11人いる!東の地平・西の永遠』のローン伯父様に似ていて、チュチュ姫も出て来てほしいなとつい思ってしまった。
読了日:2月12日

著者:萩尾望都


紙の月 (ハルキ文庫)紙の月 (ハルキ文庫)感想
梨花が横領に至るまでの過程、やってしまった後はそれを誤魔化すため更に罪を重ねていく様子が生々しく語られ、一線を越え踏み外してしまう瞬間の心情がワカル。ような気になってしまう。亜紀の買物依存、そんな母親に媚びて馬鹿高い服をねだる娘の沙織、皆が持っているからと万引きし「ママ、ちかげが仲間はずれになってもいいの?」と図々しく親を脅迫する木綿子の娘、そういう狂った姿を見せつけられる事によって踏みとどまれた自分を再認識させられる、誠にやるせない秀作であった。
読了日:2月20日

著者:角田光代


ディオニュソスの蛹ディオニュソスの蛹感想
神話がベースと聞いて読みにくさを覚悟していたら、意外にもラノベみたいな読みやすさ。近親相姦・BLの背徳感に神話の神秘性、更に絵画の芸術性やアートセラピーなどが加わり、盛り沢山でお買い得感あり。バランスよくまとまっていて読後に満足感はあるが、個人的には無理にアリアドネに繋げず、黄金の双子の物語を濃密に展開して欲しかった。あと皆さん仰るように、レオンのデレがちと早すぎ。
読了日:2月25日

著者:小島てるみ

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