florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2014年2月の読書メーター

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:695ページ
ナイス数:37ナイス

レベッカ〈下〉 (新潮文庫)レベッカ〈下〉 (新潮文庫)感想
予想通り手に汗握るサスペンスに展開し面白さが加速。映画と全く違う内容に唖然とした。ハリウッド映画のヒーローが殺人犯では許されなかったためレベッカの死因をやむなく変更したらしい。原作は更に深かった。「わたし」がマンダレーの女主人として自信を取り戻すのも、マキシムがレベッカを愛していなかったと知った、ただその一点から。一夜にして大人の女へと変貌を遂げ、更にマキシムはその新妻の変化を惜しんでいるところが病んでいていい。冒頭の独白の暗さも納得だ。炎上シーンのない唐突なラストもグッとくる。もう一度映画も見直したい。
読了日:2月5日 著者:ダフネ・デュ・モーリア
秘密<上>秘密<上>感想
前作『忘れられた花園』の紹介文に「かつて『秘密の花園』を読み、『嵐が丘』を読み『レベッカ』を読んで、胸を躍らせたあなたに……。」とあった。『レベッカ』が好きなので興味を持っていたところ、ちょうど新作が出たのでこちらを先に。50年前に母親の凶事を偶然目撃してしまい、以来ずっと口を閉ざしていたローレルが、母親の死期を予感して事件の真相を探っていく物語。上巻ではまだパズルの半分もピースが揃っていない。
読了日:2月14日 著者:ケイト・モートン

読書メーター