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florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2014年1月の読書メーター

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2130ページ
ナイス数:83ナイス

プラチナデータ (幻冬舎文庫)プラチナデータ (幻冬舎文庫)感想
500ページ近かったがさらっと一気読み。DNA捜査システムと神楽の病気や生い立ちが興味深くて先が楽しみだった。DNAレベルで人を管理しても、それを回避するシステムが必ず作られ、階級制度を強化するだけだという警告の話だと思う。神楽が父親の作品ではなくその手を見ていれば救えた筈だと悔恨する姿が痛々しい。今回犯人も白い服の少女の正体も早いうちから気付けたので嬉しかった。リュウは自分で見たものしか描かないという言葉が大変重かった。犯人の動機についてはただの助平オヤジかと思っていた。
読了日:1月3日 著者:東野圭吾
新・同棲時代―Peter Pans & Wendies’ short stories (ビッグコミックススペシャル)新・同棲時代―Peter Pans & Wendies’ short stories (ビッグコミックススペシャル)感想
会社にあったので読んでみた。当時は恋愛の神様と言われていたらしいが、今読むとピンとこない。30前後の男性が皆きちんと定職に就き普通に結婚して地道な生活を送っている事自体周りでは珍しい。男性が30歳で結婚6年目とか、女性も20代で専業主婦とか。ほんの24年前の話なのに皆そうだったのかと驚いた。その上での男女の機微が描かれているが、どうもヤラセっぽいというかわざとらしいというか。絵も雑っぽいし、感動には至りませんでした。すみません。
読了日:1月4日 著者:柴門ふみ
祈りの幕が下りる時祈りの幕が下りる時感想
加賀恭一郎シリーズ最新作。夜逃げをしなければならなかった父と娘の哀しい物語。娘のために自らの人生を犠牲にする父親には感動したが、母親が作った借金のために何故残された父娘がこれほどまで酷い目に遭わなければならないのかという理不尽さの方が印象に残った。今回の事件で加賀の母親が家を出た理由が判明する。残してきた息子を思う母親の祈りが救いだった。また原発作業員の話も作者が訴えたかった内容だと思う。
読了日:1月16日 著者:東野圭吾
致死量未満の殺人致死量未満の殺人感想
アガサ・クリスティー賞受賞作ということで期待して読んだが、持って回った大袈裟な表現の割にはタイトル通りのトリックで肩すかし。応募時は『コンダクターを撃て』だったらしいが。内容も不自然さを感じるところが多かった。シェフ付の別荘でミルクティーを飲むのにクリープはないだろう。動機も殺人に至るほどのものか疑問。警察はそんなに間抜けではない。告白を終えた龍太を何故あっさり行かせた?等々。個人的な好みで申し訳ないが、こういう大仰な文章はあまり好きではない。
読了日:1月22日 著者:三沢陽一
アリス殺し (創元クライム・クラブ)アリス殺し (創元クライム・クラブ)感想
夢の中の「不思議の国のアリス」の住人と、現実世界の住人とがリンクするという設定が面白くて引き込まれた。不思議の国の人物(動物?)が死ぬと、リンクしている地球のアーヴァタールも死ぬ。今までありそうで無かった発想が素晴らしい。住人達が繰り広げるナンセンスな会話もそれらしくて良かった。アリス好きにはたまらないミステリーだが、後半の謎解きになると殺害シーンの描写が結構グロいので要注意。
読了日:1月28日 著者:小林泰三
レベッカ〈上〉 (新潮文庫)レベッカ〈上〉 (新潮文庫)感想
本の内容紹介文から昔見た映画の原作ではないかと思い、確かめたくなり読んでみた。やはりそうだった。映画ももう一度見たくなって再度鑑賞し、緻密な原作を読むことにより一層興味が深まった。突然貴族社会に飛び込んでしまった若きヒロインが、前妻レベッカの影に怯える様子が細やかに描かれている。上巻では仮装パーティの衣装について、レベッカの崇拝者ダンヴァーズ夫人にしてやられるところまで。下巻は一転してミステリー仕立になるはずなので一層楽しみだ。
読了日:1月30日 著者:ダフネ・デュ・モーリア

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