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florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2013年9月の読書メーター

2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1677ページ
ナイス数:75ナイス

ブラッドラインブラッドライン感想
無影灯・クリスマスツリー等の医療用語、手術のリアルな描写、珍しい病名等が目新しく、流石現役医師による医療ミステリーだなと思った。が、人間関係の描写が単調で違和感あり。父と子、兄妹、嫁姑、上司部下、どれも中高生の会話みたいで安っぽく感じる。ラノベ読者層がターゲットなのか。マザコン男に辟易している真奈美がお腹の子を「新しい生きがい」にするなど、マザコン予備軍のようで心配だ。裕也の調査手順もストーリーを強引に結末に持って行くような不自然さを感じる。結末は意外だった。キツネツキで舞踏病を思い浮かべた。
読了日:9月4日 著者:知念実希人
64(ロクヨン)64(ロクヨン)感想
14年前の未解決誘拐事件を中心としたD県警の物語。広報官三上の心情描写が凄い。地元記者クラブとの匿名問題、広報の部下との信頼関係、家出した娘の捜索を願い出たことによる警務部上司からの圧力、古巣の刑事部は一体何を隠しているのか…そういった細かい事情が三上の考えや言葉によって微細に語られていく。警察とはこんなに面倒な組織だったのか。最後に14年前の事件に繋がっていく構成は見事としか言いようがないが、細か過ぎて読後に疲労感もあり。身内を庇い不祥事を隠蔽する警察への不信感が高まったが、参事官の松岡に救われた。
読了日:9月15日 著者:横山秀夫
震える牛震える牛感想
ドラマでは食品偽装がよりクローズアップされていたが、原作ではオックスマートのような大型SCの進出により地元商店街がシャッター街となってしまう問題が中心のようだ。田川と上司の宮田の関係も最後のドンデン返しでインパクトが強かった。小道具の腕時計が効いている。地道な捜査でじわじわと真相に迫っていく過程は読み応えがあり、プロローグとエピローグの繋がりも見事。文句なく面白かった。『64』に続いて警察に対する不信感が増大。また、安易に安い食品に飛びつかないよう気を付けねばと思った。
読了日:9月19日 著者:相場英雄
爪と目爪と目感想
怖かった。私もコンタクトレンズ使用者なので、目の乾くツラさ・異物が入った時の痛さは身に沁みてます。第149回芥川賞受賞作品。こういう文体でこういう内容を書かないと芥川賞は取れないんだろうなぁと思える典型的な作品だった。三歳児の「わたし」が父親の浮気相手を「あなた」と語る奇異感、若い継母が浮気しつつ前妻の好んだインテリアをなぞる異様さ。壊れかけの継子、ラストの仕打ち。印象的かもしれないけど気味悪かった。あと父親がここまで放任する背景が希薄。
読了日:9月24日 著者:藤野可織
ボクを包む月の光 -ぼく地球(タマ)次世代編- 13 (花とゆめCOMICS)ボクを包む月の光 -ぼく地球(タマ)次世代編- 13 (花とゆめCOMICS)感想
1/4のたわごと◆その3◆でも書かれているように、“ラズロとキャー”のコンビは最強のボスキャラだ。だからなおさら絵の変化が目立つ。果たして自分というキャラは周囲から見て好ましくない方に変化してはいないか。そんな事を考えた。きらきらネーム・DQネームについては、漫画の中でこそ許されると思っていたが。問題なのはそれを自分の子供につけてしまう親の方だろう。救急搬送の際、確認だけで時間がかかるという話には説得力があった。それにしても紫苑、早く戻って欲しい。
読了日:9月30日 著者:日渡早紀

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