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florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2012年の読書メーター

2012年の読書メーター
読んだ本の数:120冊
読んだページ数:30257ページ
ナイス:480ナイス
感想・レビュー:112件
月間平均冊数:10冊
月間平均ページ:2521ページ

■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 01月号 [雑誌]
読了日:1月7日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/B0065LRMZE

■絶園のテンペスト(4) (ガンガンコミックス)
読了日:1月9日 著者:城平 京,左 有秀,彩崎 廉
http://book.akahoshitakuya.com/b/4757532539

■絶園のテンペスト(5) (ガンガンコミックス)
読了日:1月9日 著者:城平 京
http://book.akahoshitakuya.com/b/4757534094

■音楽の在りて
「左ききのイザン」の前編にあたる「ヘルマロッド殺し」が読めて感慨深かった。小説でもやはり萩尾作品、どの作品も独特の世界観がテンポよく描かれていて、情景を(というかマンガを)思い浮かべることができた。「美しの神の伝え」は是非マンガでも読みたい。あとマンガの「マージナル」は小説でも読んでみたい。
読了日:1月11日 著者:萩尾 望都
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15723630

■夜行観覧車
事件が起き、周囲の人々の言動から真相を次第に明らかにしていく、ワイドショーのようにミーハーな面白さがこの小説にはあった。自分の立場からしか物事を考えられない人達の勝手な言い分の描写が相変わらずこの著者は上手い。それぞれの登場人物が手前勝手な理屈をこれでもかこれでもかとまくし立てる様は痛快だった。どんなに理不尽に見える態度にも、それなりの理由はあるもんだと感心しきり。
読了日:1月16日 著者:湊 かなえ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15832676

■九月が永遠に続けば (新潮文庫)
佐知子の一人息子である文彦は、サンダルばきでゴミを出しに出たまま失踪した。心配にかこつけて佐知子の家に図々しく入り込んでくる服部。友人から明かされる息子の恋心。愛人の事故死は息子の仕業なのか。精神科医である前夫との別れの原因は…奥さん心配ですなあと言いながら人の家にずかずか上がり込み、勝手に冷蔵庫からビールを出して飲むような服部にとにかく圧倒された。誰もが嫌悪感を抱くようなこの無神経男と、事件に翻弄される佐知子がどうにかなってしまうのではとはらはらしながら読んだ。研ぎ澄まされた人物描写がイチオシの作品。
読了日:1月18日 著者:沼田 まほかる
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15881609

■彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)
デビュー作『九月が永遠に続けば』の服部もすごかったが、この作品の佐野陣治も凄まじい。信じられないほど不器用でだらしなく、便器を汚さずに小便もできない。陣治が触れるとなんでも汚れる、なんでも壊れる、なんでも失くなる。そんな陣治と暮らす十和子は8年前に別れた洗練された黒崎が忘れられないが…。解説の藤田香織氏をして「これを恋と呼ぶのなら、私はまだ恋を知らない」と言わしめた作品。ラストで登場人物の印象が反転する。読後感は正しく「打ちのめされた」感じであった。
読了日:1月25日 著者:沼田 まほかる
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16046329

■昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)
バック・トゥ・ザ・フューチャーでしょうか。いいえ、クロノ・トリガー
読了日:2月2日 著者:入間 人間
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16253273

■明日も彼女は恋をする (メディアワークス文庫)
上巻ではほとんどなかったように思えた齟齬が下巻ではぼちぼち見え始め、あれ?と思っているうちにp.190で衝撃の事実発覚。とても楽しく騙されました。さてどうまとめるか、と期待して読み進めたけど、うーん… バック・トゥ・ザ・フューチャーが爽快なのはマーティが白紙の未来を勝ち取ったからで、この主人公にはこの先の困難が暗示されてしまう。核になる秘密が小さいせいか、ギミック主体の感あり。
読了日:2月3日 著者:入間 人間
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16280264

■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 02月号 [雑誌]
読了日:2月5日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/B006K1U12A

■陽だまりの彼女 (新潮文庫)
帯の「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」に惹かれて購入。お互い一途なバカップルぶりは男子が読むと阿呆らしく感じるのではないかと心配だが、私は女子なので非常に心地よく読めた。彼女の秘密とは何か、どんな悲惨な結末が待ち受けているのかと楽しみに読み進めたが、そうきたか。ご両親の件といい金魚の件といい、読後感のよいファンタジーであった。
読了日:2月7日 著者:越谷 オサム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16417567

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
分かりやすくて面白かった。前作のスピンの推理はちょっと無理があるように感じたが、今回はどの話も自然に読めた。私はネットで買ったスリップ付きの本は読んだら元通りに戻すけれど(笑)。栞子さんの感想文がとてもよかった。僕タマの「見送る夏」を思い出した。
読了日:2月8日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16438835

■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 03月号 [雑誌]
「どんな賢明な人でも、休憩とグルコースなしには良い選択はできない」
読了日:2月11日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16510717

■ソーラー (新潮クレスト・ブックス)
イアン・マキューアンを読むのは『贖罪』『初夜』に続いて3作目。相変わらず背景が緻密で「その見事さはこの分野で研究に勤しむMITの科学者たちがメモを盗まれたのではないかと訝るほどだろう」とTimeに評されるほど。現代のエネルギー問題を皮肉りつつ、五番目の妻と破綻しそうなちび・でぶ・禿げの53歳ノーベル賞受賞科学者が好色かつ狡猾に奔走する姿がテンポよく語られる。個人的には北極圏でのドジの数々がお気に入り。人生の滑稽さ・哀しさが胸に迫る作品であった。
読了日:2月22日 著者:イアン マキューアン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16815137

ガラスの仮面 48 (花とゆめCOMICS)
ついに鷹宮紫織が伝家の宝刀を抜いた!どうする速水真澄!鬼社長の汚い手を使って窮地を切り抜けられるのか?東京プリンスの速水真澄部屋で考えよう!
読了日:2月26日 著者:美内すずえ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16924200

■50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社プラスアルファ新書)
喫煙や暴飲・暴食をすると何故早死にするのか?ガンは悪者ではない?アンチエイジングを司るテロメアとは?食事を腹6分目にすると本当に若返るのか?等々を分かりやすく解説。著者が医師であり、ご本人が見事に若返っていらっしゃるので説得力あり。50代でなくても参考になる内容が盛り沢山。
読了日:2月28日 著者:南雲 吉則
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16984559

■作家の読書道
名だたる作家さん達が幼少の頃からどんな本を読んできたか、大変興味深く読んだ。ミステリーではエラリー・クイーンの『エジプト十字架の謎』を挙げる方が多くてウンウンと頷いたり、東野圭吾さんが小峰元さんの『アルキメデスは手を汚さない』を挙げているのを見て拍手喝采したり。藤田宜永さんが本のせいで軽井沢に引越し、4トントラック2台分だったとか、皆さん流石でございました。
読了日:2月29日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16999774

■色彩の息子 (新潮文庫)
十二の短編それぞれが色にちなんだ話であり、色彩が感じ取れる場面のページにその色の上質紙が扉の如く挟まれている、大変美しい文庫。内容は相変わらずシュガーレスであった。色上質紙は順に金、赤、ブルー、藤、白、若竹、オレンジ、黄、銀鼠、白茶、黒、銀。色から話を思い出すのもまた楽し。
読了日:2月29日 著者:山田 詠美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17012908

■謎解きはディナーのあとで
ビブリア古書堂より更に分かりやすい謎を宝生財閥のお嬢様刑事が出題し、30代半ばの執事兼運転手が即座に回答編を繰り広げる短編集。どの謎も「警察が持て余す難事件」とは到底思えないが「話を聞いただけでアッサリ解決してしまう特異な能力を持つ」執事の影山が「お嬢様の目は節穴でございますか」と恭しく解説するやりとりが楽しい。麗子の上司である風祭モータースの御曹司警部が銀色のジャガーで現場に乗りつけ間抜けな推理を展開する等、実にドラマ向けで面白かった。長身のカッコイイ執事とお嬢様のこれからも気になるエンタメ満載の一冊。
読了日:3月3日 著者:東川 篤哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17086618

■作家の読書道2
モリミーはじめ、今をときめく作家さん達がどんな本を読んでこられたのか、1巻に続き興味深く読ませていただいた。島本理生さんの読書道が自分の好みとかなりダブっていて嬉しい。絲山秋子さんは小学生の頃から1年に500冊くらい読んで読書帳もマメにつけていたとか、流石でございます。書いている時には引きずられたくないので他の人の本は読まない、と仰っていた方が多くて、作家さんはやはり大変だなぁと思いました。
読了日:3月4日 著者:WEB本の雑誌
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17121726

■上弦の月を喰べる獅子
伊坂幸太郎氏が受験のさなか夢中になって読み、神を扱ったテーマものなのに最終的に曖昧にせずちゃんと結論が出ている、と絶賛していたので興味を持った。その通り、問答は完結していた。あとがきで著者が言っていたが、これを書くにあたって「逃げないこと」と決めたそうである。章立てが二重螺旋構造になっていたり、文体が内容と共に進化するなど、とにかく凝りまくっている。流石10年かかって仕上げた作品だと思う。自分が進化した時にもう一度読んでみたい。
読了日:3月13日 著者:夢枕 獏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17374153

■草枕 (新潮文庫)
洋画家の主人公が山の中の宿に滞在し、そこで出会った人たちや自然との対話により芸術論を展開する。ミレーのオフェリヤが頻繁に出てくるのが興味深い。不思議な雰囲気を纏う出戻りの那美さんとのテンポよい会話が面白かった。主人公にとっては現実逃避か脱日常の旅だったと思うが、最後にはやはり現実に戻って終わるようだ。
読了日:3月14日 著者:夏目 漱石
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17401742

孤独のグルメ 【新装版】
ドラマを先に見て、原作も面白いと聞いたので読んでみた。ドラマでは当たりの店ばかりだがマンガでは失敗も結構あり、やはり現実は甘くないなと。あとがきがとても面白かった。中の見えない初めての店の戸を野武士の如くガラッと威勢よく開け、「オヤジ、酒!」とか「ムスメ、飯だ。」とはなかなか言えないものでしょう。ムスメって(笑)
読了日:3月16日 著者:久住 昌之
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17440232

金色のガッシュ!! (1) (少年サンデーコミックス)
アニメも見て、原作は途中まで読んであったものを縁あって再読。なかなか熱い話ではないか。調べたらアニメは2003年4月6日から日曜 9:00 ~9:30にフジテレビで放映されていた。若かったあの頃。
読了日:3月16日 著者:雷句 誠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17440299

■謎解きはディナーのあとで 2
相変わらずの軽いノリで問題編と回答編が繰り返され、ライトノベルとしてはサクサク読めて楽しいが、ミステリーとしては謎解きのための事件を強引に起こしている不自然な印象。アレキサンドライトと壁画の事件にはかなり無理を感じた。しかしながらお嬢様も遂に風祭警部のジャガーに乗ったり、執事の影山の事を「あたしの大切な人」と口走ったり、これからの展開がますます楽しみなザッツ・エンターテイメントでございました。
読了日:3月16日 著者:東川 篤哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17446793

■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 04月号 [雑誌]
「知られざる『闇ビジネス』の世界」の見開きにドッキリ。
読了日:3月16日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17449567

■二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
最初のうちは主人公の状況説明で退屈だったが、事件が起きてからは加速度的に面白くなり、ジェットコースターのように一気に読めた。主人公が複数のペンネームで書く様々なジャンルの小説が作中作として挿入されているのも興味深い。愛奴号(笑)のSFがお気に入り。解決編に入ってからは少し盛り込みすぎてかえって分かりにくくなっているように思えた。動詞の後に延々続く修飾句を日本語に違和感なく訳すのは大変だろうなと思う。グロが全くダメな人は要注意。
読了日:3月27日 著者:デイヴィッド・ゴードン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17743874

ユゴーの不思議な発明
158枚にものぼる鉛筆画の間に文章が挟まれている、大変美しく厚い本。文章だけ読んでも素敵なお話だが、絵が情景や心情を豊かに物語り、まるでモノクロのサイレント映画を観ているよう。スコセッシ監督の映画『ヒューゴの不思議な発明』の原作。先に映画を観たときタイトルと全く違う内容なのに驚いたが、原作を読んでみてやっとタイトルの意味がわかった。
読了日:3月27日 著者:ブライアン セルズニック
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17757598

■おじさん図鑑
時間をかけて隅から隅まで熟読した。著者が高校生のときに美術の先生の個展に行き、そこに集まるおじさん達を見て目覚めてから、ずっと親しみを持って世のおじさん達を観察してきたのがよくわかる。図鑑だから仕方なく嫌なおじさんも少し入れたらしいが、全編にわたって「おじさんっていいな」という温かい気持ちに溢れている。個人的にはハイウエストのおじさんがお気に入り。巻頭の写真にあった「死ぬ気で頑張れば 死ぬぞ」に爆笑。
読了日:4月2日 著者:なかむら るみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17912749

■夜市
第12回日本ホラー小説大賞受賞作。圧倒的に面白かった。異世界にぐいぐい引き込まれ、情景が目の前に浮かんでは消える。伏線から話の行先が予想できるが、自分では絶対に思いつかない鮮やかな展開。もう一つのお話『風の古道』も意外な展開にページをめくるのがもどかしかったほど。ホラー、ファンタジー、センチメンタル、なんともはや。「いかなる奇跡を用いようとも、生を得るとはそういうことではないのですか?」参りました。他の作品も是非読んでみたい。
読了日:4月5日 著者:恒川 光太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17968484

ボクを包む月の光 -ぼく地球(タマ)次世代編- 10 (花とゆめCOMICS)
未来路、パメラ、ソルの愛憎渦巻く大人の関係に翻弄されるカチコ。木蓮の教育的指導により蓮のサイコメトリが言葉の壁を越え、ようやく明かされた出生の秘密。果たしてこの親子3人が一緒に暮らせる日は来るのか?名前を言ってはいけないあの人:紫苑の親バカぶりが泣ける。蓮はやはり紫苑と木蓮の子供なんだなぁとしみじみ。キャーの出演を心より望む。
読了日:4月5日 著者:日渡早紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17985825

■東京近郊トレッキング BESTコースガイド (Mapple)
読了日:4月5日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/4398132678

■穴  HOLES (講談社文庫)
Stanley Yelnats ー 上から読んでも下から読んでもスタンリー・イェルナッツは、無実の罪で少年たちの矯正キャンプに放り込まれた。カラカラに干からびた湖の底に、一日一つデカイ筒状の穴を掘らされる。人格形成のためという名目だがどうも胡散臭い… キャンプの話と絡めて、マダム・ゼローニの呪い、キャサリンとサムの悲恋物語、西武の無法者<あなたにキッスのケイト・バーロウ>等の昔話が語られ、それぞれ単独でも面白い伏線が見事に終盤に向け収束していく。ひねくれた大人になってしまった私でも大いに楽しめた構成の妙。
読了日:4月11日 著者:ルイス・ サッカー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18106650

■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 05月号 [雑誌]
読了日:4月15日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/B007I5LGNA

■蜩ノ記
カッコイイとは、こういうことさ。読んでいくうち、戸田秋谷に生き延びて欲しいと誰もが願ったのではなかろうか。秋谷の傍にいる人達は、その生きる姿勢に感銘を受け、なんとか自分を変えたいと思うのだろう。「ひとは心の目指すところに向かって生きているのだ。」「心の向かうところが志であり、それが果たされるのであれば、命を絶たれることも恐ろしくはない。」という庄三郎の言葉に集約されている。また百姓の源吉は武士より武士らしく感動した。悪家老や鎖分銅など盛り沢山の内容だったが、最後まで正義を貫いた話は清々しく胸に迫った。
読了日:4月19日 著者:葉室 麟
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18294901

■ヒュッテ6 (別冊山と溪谷)
読了日:4月21日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/4635923789

■もっと行きたい! 東京近郊ゆる登山 (ブルーガイド)
23の山が紹介されているうち、行ったことがあるのは4ヶ所。社会人になって最初に登った高水三山と、ドライブ&トレッキング事始めの三頭山(都民の森)が載っていて感慨深かった。近づくなとゴーストが囁く(笑)丹沢の塔ノ岳は所要時間5時間50分で「体力が必要」「経験を積んだら」とのことでしたが、何と著者ご本人様より「塔之岳は渋いけどステキな山です。早朝スタートにして、のんびりペースで歩くといいと思います。是非!」とコメントをいただいたので挑戦してみようかと。
読了日:4月21日 著者:西野 淑子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18342226

■秋の牢獄
『夜市』に魅せられて2冊目。相変わらず異世界にすっと入っていくが、今回は恐ろしい面が多く語られていて怖い。同じ日をくり返す『秋の牢獄』はケン・グリムウッドの『リプレイ』を彷彿とさせたが、話の中でヒロインが『リプレイ』を読んでいてにやりとした。『幻は夜に成長する』で、リオが「今、私は彼に対して、愛情も憎しみも、なんの情も抱いていないが、かつて情があったということは事実。くすぐったい記憶だが、恥ずかしさで苦しむことはない。恥ずかしさは思い出して楽しむものだ。」と言っていたのが心に残った。
読了日:4月24日 著者:恒川 光太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18451741

■雷の季節の終わりに
地図に載っていない穏(オン)という集落と、風わいわいと呼ばれる風霊鳥のお話。穏に住む賢也は雷季に姉を失い、代わりに風わいわいという鳥に憑かれた。賢也は墓町でヒナの幽霊に出会い、友達の穂高の兄ナギヒサに殺されたと知らされる。一方ごく普通の日本では、茜が継母の依頼により鬼衆のトバムネキに殺されそうになっていた…穏、賢也、茜の話がやがて一つにつながり、殺しても無限に復活する天上人トバムネキと対決する。不思議な世界にぐいぐい引き込まれ、最後には正義がしっかり勝つ安心感。ちょっとホラー度が高いが大変面白かった。
読了日:4月27日 著者:恒川 光太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18512382

■アライバル
アングレーム国際コミック・フェスティバル最優秀作品賞受賞作品。大人向け絵本というか、グラフィック・ノベル(文章をいっさい入れずに描かれた作品)というジャンルらしい。巨大なツタに街を襲われ、妻と娘を残して船に乗り見知らぬ土地へ新たな生活を求めてやって来た男の話。たどり着いた街は幻想的な風景と、不思議な生物が共存していた。緻密で繊細かつ柔らかいモノクロの世界。エッシャーの騙し絵の中に取り込まれてしまったような不思議な感覚と共に、何故か温かい気持ちになる。
読了日:4月29日 著者:ショーン・タン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18558594

■グッドラックららばい (講談社文庫)
信金に勤め「文鎮」と渾名される夫の信也、長女の卒業式後に家出して旅芸人の一座について行く妻の鷹子、ソックスの折り目にコンドームを隠して高校に通う長女の積子、常に怒っている次女の立子。どこにでもいるようで個性的な4人で構成される片岡家の20年に渡る物語。お金がなくても親に愛されなくても、大した事ないさと笑い飛ばせる気にさせてくれる。姉妹の名前は積立貯金からとったのだそうだ。最後は竜巻で自宅の屋根が吹っ飛び、ニュースを見た鷹子が戻って大団円。立子の成長ぶりが眩しかった。家は疲れたときに帰ればいい。なるほどね。
読了日:5月8日 著者:平 安寿子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18819249

ヒトリシズカ (双葉文庫)
これは凄い!めちゃくちゃ面白くて久々の一気読みだった。警察を舞台にした6話の短編からなり、それぞれ違った事件が違った警察官の視点で描かれるが、そこから徐々に浮かび上がる一人の女、シズカ。事件も皆それぞれ十分面白いけれども、この小説の魅力は何と言ってもヒロインの圧倒的な強さだろう。4話で語られる最初の事件の時、彼女はなんとまだ8歳だったが、既に全てを理解する立派な大人の女だった。私も彼女くらい強くありたかったと思う。シズカは日本のリスベットだ。
読了日:5月11日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18871950

■姉の結婚 3 (フラワーコミックス &alpha;)
ようやく見えてきた真木の結婚事情。マニアックな彼が「顔が似ている」だけで決める筈はないと思ったけど、父親の借金絡みとは泣かせてくれる。それにひきかえヨリの昔はありきたりだなぁ。あんな男に引っかかるなんてらしくないよ。真木「結婚がこんなに個人を絡めとるものだとは結婚するまで知りませんでした 財産 扶養 相続 貞操までオールインワンで 部分的にも一方的にも解約ができない」まったくもってその通り。
読了日:5月11日 著者:西 炯子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18890505

■遠い町から来た話
切手型の目次から素敵。「エリック」の最後のシーンや「ペットを手作りしてみよう」も好きだけど、「お祖父さんのお話」のストーリィが大好き。婚礼の日に二人で婚礼ブーツを履いて遠いところまで使いに行かされ、リストにあるものを手に入れて婚礼用のヒモで車のバンパーに結びつけ、日没までに戻ってくる。ヒントは招待客一人ひとりから言い渡された謎かけのような言葉。それもそらで言えるように暗誦しなければならない…不思議でほのぼのに弱いようです。
読了日:5月12日 著者:ショーン タン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18907143

■モンスター (幻冬舎文庫)
ブルドッグのような顔の和子は幼い頃からバケモノ扱いされ、ある事件から故郷を追われる。その後死に物狂いで働き整形手術を何度も受けた彼女は、絶世の美女・未帆となって田舎に戻る。それはある男のためだった… 醜い彼女に対する周りの仕打ちや、整形で徐々に顔を変えていく過程、美女に対する男性の態度が大変リアルに描かれており、非常に参考になったし面白かった。「ただしイケメンに限る」なんぞとぼやいてブサメンな自分にいじけている男性は、是非これを読んで皮一枚の外見について考えてほしい。崎村カッコ良すぎ。
読了日:5月14日 著者:百田 尚樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18969806

鍵のかかった部屋 (角川文庫)
月9のドラマが面白かったので原作を読んでみた。榎本と青砥の環境や性格が若干違っていたけど、さすが原作、トリックがより一層緻密だった。原作を読んでから映像化されたものを見ると大抵がっかりするけど、こういったトリックや実験モノは実際の映像で見せてくれると大変わかりやすい、と「ガリレオ」の時も思った。来週放映分の話は原作を先に読めたのでどうなっているのか楽しみ。小説では榎本と青砥の掛け合いが更によかった。
読了日:5月16日 著者:貴志 祐介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19022694

■私を月まで連れてって!―完全版 (6) (JETS COMICS (4246))
家に5巻までしかなかったので、おヤエさんの結婚で終わりかと思っていたら続きがあったとは!おヤエさんは妊娠8ヶ月まで誰にも気付かせずハウスキーパーやっていたなんて凄い。ダンは子供心に理想の人だったなぁ。掃除機のゾウリムシはルンバの原型でしょう。竹宮惠子先生のセンスに脱帽です。
読了日:5月18日 著者:竹宮 惠子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19068582

■私を月まで連れてって!―完全版 (1) (JETS COMICS (4241))
懐かしい。ガイアの四次元概念とかパラドックスとか、クローンとか青い薔薇とか、SFの基礎はこの漫画に担うところが大きかった。17歳上のアストロノウツが恋人だなんて、なんて羨ましいニナ・フレキシブル。当時はフレキシブルの意味も知らなかった。『たんぽぽ娘』を読んだのもこれの影響。再会に乾杯!
読了日:5月18日 著者:竹宮 惠子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19069632

■私を月まで連れてって!―完全版 (2) (JETS COMICS (4242))
オリオンM27のS13に「空いっぱいにきみが名を書こう 八重と I LOVE YOU」と書いたのはブライトですね。おヤエさんの切ない恋が語られる脱出劇はまだ先か。
読了日:5月18日 著者:竹宮 惠子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19072334

■私を月まで連れてって!―完全版 (3) (JETS COMICS (4243))
H.G.ウェルズ型のタイムマシンでニナが未来に行ってしまい、その時代のダンに会いに行く話がトップに。一番好きな話だったかもしれない。未来のニナは綺麗だった。
読了日:5月21日 著者:竹宮 惠子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19142420

■私を月まで連れてって!―完全版 (4) (JETS COMICS (4244))
ハリアンとおヤエさんの関係が徐々に明かされていく。ガイアのいたずらでダンとハリアンが事故で壊滅寸前のコロニーに飛ばされ、二人力を合わせて生存者を救出する「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」が面白い。この事件から二人は精神的双子と言われる親友になっていったのね。
読了日:5月22日 著者:竹宮 惠子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19158552

■私を月まで連れてって!―完全版 (5) (JETS COMICS (4245))
ついにおヤエさんが結婚を決め、実はやんごとなきお生まれの方だったと知り執事さん以下騒然。温泉家の乳母の顔が凄かった。おヤエさんには作者の理想の女性像や結婚観が凝縮されているように思う。私もずいぶん影響されて、ハウスキーピングは総合学だと本気で考え勉強の励みにしていたところがある。私の場合は圧倒的に才能が足りていなかったようだけど。
読了日:5月22日 著者:竹宮 惠子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19160399

■花酔ひ
エッチシーン満載で、思わずもじもじしながら読んだ。性癖の合わない二組の夫婦がたまたま双方の相手に惹かれ合うが、たまたま過ぎやしないか。それでもいわゆる好色本より純文学っぽく感じたのは、そうなる環境や周囲の人物が細やかに描かれているからだろう。特におばあちゃんが素敵だった。今までマゾはヒールで踏まれたりムチで叩かれたりのコミカルなイメージしかなかったが、リアルに描写されるとかなりシリアスであった。もう少し明るく終わらせて欲しかったな。
読了日:5月23日 著者:村山 由佳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19202424

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)
漁村に住むパワフルな双子の娘、ライラとレイリが今回の乙嫁。ハチャメチャしすぎて親父にポカリとやられる姿が可愛い。双子の母親が結婚する時の話もよかった。結納金や自作の花嫁衣裳など、嫁をもらう側も出す側も準備が大変だなぁとあらためて思った。次回の結婚式が楽しみ。アミルは相変わらずカッコイイが、実家のほうがなにやら嵐の前の静けさで心配。
読了日:5月25日 著者:森 薫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19246250

■狐火の家 (角川文庫)
ドラマから入ったので『鍵のかかった部屋』を先に読んでしまい、順番が逆になった。どうせならこの後『硝子のハンマー』『青の炎』と読み継ぎ完全に逆行してやろうと思っている。「狐火の家」はドラマではかなりシンプルになっていたが、それでも十分に意外な結末だった。原作はもっと複雑。「黒い牙」は青砥さんが解決してしまってビックリ。「盤端の迷宮」では被害者の鬼畜ぶりに腹が立って仕方がなかった。どうも私は性的暴挙に過敏なようだ。最後の「犬のみぞ知る」で、劇団『土性骨』の酷いネーミングに救われた。
読了日:5月30日 著者:貴志 祐介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19368289

■スナーク狩り
ルイス・キャロルのノンセンス詩。ナンセンスではない。八つの発作/歌からなり、ベルマン、ブーツ、ボンネット・メーカー、バリスター、ブローカー、ビリヤード・マーカー、バンカー、ビーバー、ベイカー、ブッチャーの10人の乗組員でスナーク狩りに出航する。解説者が「もちろん『スナーク狩り』は解読不能である。」と言っているように、キャロル特有のカバン語はもちろん、なぞなぞあり、押印あり、これ一冊で卒論が書けそうな深さだ。挿絵も凄い。もう一度大学の英文科に入り直し、ゆっくり研究する夢を見ることしよう。
読了日:6月2日 著者:ルイス キャロル
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■ジェントルマン
冒頭のシーンから結末が想像できるが、後から出てくる花鋏がラストで大変重要な役割を果たす事に感動した。到底理解できないと思っていたゲイの心情が夢生によって切々と語られ、なんとなくわかったような気がしてしまう。そして最後まで夢生に恋心を明かさなかった圭子はとてもいじらしかった。漱太郎のように誰からも愛される優等生の意外な裏の姿はよくある話だが、ここまで酷いとむしろ清々しい。とはいうものの読後感はやはり良くなく、ラストシーンの禍々しい美しさだけが心に残った。
読了日:6月4日 著者:山田 詠美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19511480

■開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)
面白かった!一気読みしたかったけど時間の都合で二気読みに。18世紀のロンドンを舞台に、外科医ダニエルと五人の弟子による解剖学教室を中心にして、15世紀の古語をあやつる詩人志望の少年ネイサンが巻き起こす事件。話す者の嘘を見抜く盲目の判事による調査。まるで翻訳ものを読んでいるようだった。仮とじの状態で書店に並べられ、購入が決まってから革表紙と箔押しで製本する出版事情も興味深かった。濃密な内容、スピーディな展開、どんでん返し。上流社会の腐敗と底辺の悲劇。読ませていただき光栄でした。解剖ソング最高。特にFが(笑)
読了日:6月6日 著者:皆川 博子
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■Wの悲劇 新装版 (光文社文庫)
あらすじは知っていたが、きちんと読んだのは初めて。巻末の解説がエラリー・クイーン(フレデリック・ダネイ)でぶっ飛んだ。夏樹静子さんがエラリー・クイーン氏にこの小説の骨格を語った時、クイーン氏はいたく気に入りプロットに関するいくつかのアドバイスをしたそうな。なんと羨ましい事よ。それにしても絵になる内容だ。舞台となる雪の山荘、大窓に切り取られた富士山。屋根の真ん中から伸びる避雷針の途中にある星型のライトがとても印象的だった。そしていわゆる倒叙形式なのに、犯人が二転三転する練られた構成が素晴らしい。
読了日:6月12日 著者:夏樹 静子
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■硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
ドラマから入って出版順を逆行して読んでいる。やっと榎本と青砥が出会うシーンを読めて感慨深い。メインとなるトリックはネタバレなので書かないが、この内容をよく一つの事件に仕上げたなぁと感心した。巻末の対談で、著者がこのトリックを思いついてから小説の形に出来るまで20年くらい温存していたとあった。さもありなん。様々な別解も豊富で、ドラマでは「ありえませんね」とあっさり否定されてしまう内容も楽しい。実験に失敗した青砥純子が落ち込み、ラケットボール・エステ・チョコレート三昧でストレス解消するシーンが印象的だった。
読了日:6月19日 著者:貴志 祐介
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■青の炎 (角川文庫)
ドラマから入り防犯探偵シリーズを出版順の逆に読み、更に遡り本書に至る。緻密な計画を立てて迷惑な人を強制終了させる、ジャパニーズ『罪と罰』。中島敦の『山月記』や漱石の『こころ』を取り入れてあったのが新鮮だった。いわゆる倒叙形式で犯人の心情や計画が細かく綴られており、実際に完全犯罪が出来るのではないかと思ったほど。読み進むうちに主人公を応援したくなり、ついに実行する瞬間は自分が手を下すかのように動悸がおさまらなかった。曾根のように、本当に迷惑な人間は確かにいる。けれど、人を殺すということはこういうことなんだ。
読了日:6月20日 著者:貴志 祐介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19930559

■幸せな哀しみの話―心に残る物語 日本文学秀作選 (文春文庫)
どの話も編者の作品かと錯覚するような、日常の闇や人間の性、業、人生の澱みたいなやりきれない何かを甘く切なくブラックユーモアの如く描いた、うまく言えないけど芥川賞っぽい短編ばかりだった。遠藤周作の『霧の中の声』が好き。最後にアパートに来た女は誰だったのか今ひとつ分からない。
読了日:6月27日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20111285

■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 06月号 [雑誌]
サムスンは7時出社、16時退社ですと。帰宅後はスキルアップのための勉強。面接にはサムスンカラーのブルーを着用し、時間に正確である事をアピールするため腕時計をしていく。日本の企業もダラダラ残業させないで早朝出社の方がいいんじゃないか。
読了日:6月28日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20119689

■共喰い
「もらっといてやる」だっけ? よく言うよ。芥川賞だけのために書かれた小説という印象しか受けなかった。暗い内容も、文体も。私が読みたい死に物狂いの人生はそこにはなかった。すみません今酔ってます。◆2012.10.22 確認のため再読。「第三紀層の魚」の方が良かった。
読了日:6月29日 著者:田中 慎弥
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20152887

■山テントで、わっしょい! 極める「山女子」のヨロコビ
三部作のラスト。前回の『山小屋で、会いましょう!』は早々に購入した後でICIスポーツ登山本店にてサイン本を発見して残念だったが、今回は無事サイン本GET。コンタクトレンズと清潔なトイレの問題を解決しない限り小屋泊りもままならない私ですが、「悩んだときは山に行け!」の精神はしっかり息づいています。日帰り登山でも自炊したら楽しそう。
読了日:7月3日 著者:鈴木 みき
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■愛人(ラマン) (河出文庫)
確か島本理生さんが文体に魅せられたと紹介していたので読んでみた。自伝的小説なのにほとんど現在形で語られ、一人称と三人称が混在しているのが斬新だった。が、翻訳によるところが多いので、たとえば村上春樹が訳したら1Q84みたいな普通の語りになるのではないか。内容的には、長男にだけ異常な愛情を注いで家を破滅させた母親のせいで、15歳の若さで愛人を持ったヒロインに深く同調した。顧みられずに死んでいった下の息子も哀れであった。表紙の写真は著者が18歳のときのものだそうな。なんと妖艶な。
読了日:7月4日 著者:マルグリット デュラス
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20292037

■ガリレオの苦悩 (文春文庫)
落下る(おちる)、操縦る(あやつる)、密室る(とじる)、指標す(しめす)、攪乱す(みだす)の5章。安定の面白さ。トリックの難易度といい語りの絶妙さといい、やはり私はこの人の作品が好きだ。ドラマのオリジナルキャラだった内海薫が「落下る」で登場。前作まで湯川先生は佐野史郎をイメージして書かれていたが、今回からはドラマの福山雅治っぽくなっている。「攪乱す」の悪魔の手の話がよかった。
読了日:7月9日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20426585

■マスカレード・ホテル
面白かった!この人の作品を読むと何故いつもこんなに満足感が得られるのか。それは人物が緻密に描かれているからだろうと思う。私にとって一番興味があるのはやはり人間だから。ホテルには様々な人が訪れる。刑事にも色々な人がいる。犯罪を犯す人には理由がある。そういった人生の背景まで生き生きと描かれているのでリアリティがあり、読者は擬似体験ができる。今夜私はホテルマンと刑事を体験した。またひとつ人生が豊かになった。
読了日:7月11日 著者:東野 圭吾
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■暴力団 (新潮新書)
ちょっと前に三省堂本店のベストテンで新書部門の上位に入っていたので読んでみた。暴力団やマフィア、半グレ等について大変わかりやすく解説してありました。今まで怖いだけでよくわからなかったけど、少しわかってみたらもっと怖かった。
読了日:7月18日 著者:溝口敦
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人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
何度目かわからないほど読んだ。確認したいことがあって再読。
読了日:7月19日 著者:太宰 治
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■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 07月号 [雑誌]
所得の50%近い諸税に25%の消費税、高福祉高負担のデンマークでは、30代半ばで大学に復学し、修士まで通う事ができるらしい。将来の不安はないという。幸福感世界一という不思議の国の暮らしぶりに驚愕。しかし日本がこれをやったら、国民は搾取されるだけで終わりそうな気がして怖い。
読了日:7月25日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20813020

■トヨタがF1から学んだこれだけのこと
F1参戦にあたっての途方もない費用と苦労、優勝を目前にして撤退を強いられたチームの無念さが伝わってきた。スポーツカーには贅沢と危険のイメージがあり、控え目・謙遜・譲り合いを美徳とする日本人は愛情を持ちにくいのではないか。TMGの風洞設備やトヨタ社の大政奉還など、トヨタ車に乗りながら何も知らない自分を再確認した。
読了日:7月25日 著者:赤井 邦彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20818609

■まぼろしのペンフレンド (講談社青い鳥文庫fシリーズ)
1970年の作品。携帯電話はおろか、家にもまだ電話があまり普及していなかった頃のお話。雑誌に名前と住所を載せてもらい、ペンフレンドを募って交流するのがその頃の小中学生の間で流行っていたらしい。今なら個人情報が云々でとんでもないが、よき時代だったようだ。アンドロイドの本郷令子が嫉妬の感情を持つところが印象的だった。
読了日:7月27日 著者:眉村 卓,緒方 剛志
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20878854

■天才はつくられる (角川文庫 緑 357ー23)
昭和42年に学研の中一コース・中二コースに連載されたSF小説。角川から昭和55年に文庫化された初版本を古書店でGETした。8ポイントで1頁43字詰17行。字が小さい!てかこれ活版印刷か?それはさておき、超能力を身につけるための教科書、疑っているうちは能力が発動しない、母親の心は読めないようにブレーキがかかる等、大変わかりやすくて好感が持てた。
読了日:8月1日 著者:眉村 卓
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■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 08月号 [雑誌]
コピミズム伝道教会というスウェーデンの宗教団体の話が面白かった。インターネットの規制に反対して生まれたもので、最初は冗談のつもりだったらしいが、信者らは「生命そのものが細胞の複製とDNAの終わりなきコピーによって成り立っている」と正統性を主張している。私は神を信じないが神頼みはする。しかし信じない者に御利益が発動しないことも理解している。
読了日:8月3日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21027892

■殺人鬼フジコの衝動 限定版 【徳間文庫】
1.母親に虐待されて育った娘が自分は母親とは違うと言いながら母親と同じような人生を辿り、結局自分の娘を虐待するようになる。母親の業(カルマ)からは逃れられない。2.見た目が美しくない女は幸せになれない。この二点が強調されている話で、評判通り読後感が悪かった。殺人がこんなにうまくいく筈もなく、死体処理はもっと大変だと思うが、衝動に任せて人生を転落する様子はマンガのようで痛快だった。
読了日:8月8日 著者:真梨幸子
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トーマの心臓 Lost heart for Thoma (文庫ダ・ヴィンチ)
原作の漫画を読んだのが子供の頃だったので印象を比べるには無理があるとわかってはいるが、それでも漫画の方がはるかに文学的だった。萩尾望都の漫画を読んで驚いたのは、台詞に間を感じられたり、表情や情景から時間を感じられることだった。人物の内面や生きてきた環境について、読者が思いを馳せるヒントと余地が散りばめられているのが心地よかった。この小説ではそれがかなり限定されており、解説を読むような窮屈さを感じる。トーマやユーリを外人の教授がつけた渾名ということにしたのも奇異に感じた。日本の話にする必要はなかったのでは。
読了日:8月15日 著者:森 博嗣
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■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 09月号 [雑誌]
気に入ったワインを飲んでいるうちに安ワインも楽しめるようになる、クラシックだって何度も聞いているうちにランドマークが出来る…なるほどね。訳もわからず闇雲に漁っているうちは趣味とは言えない。何事も自分の立ち位置が見えてから。お楽しみはこれからだ。
読了日:8月18日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21404455

■夜の国のクーパー
うわーそうだったのかうわーうわークーパーってうわー片目の兵長が冠人がうわー私ってそうなのかうわーと怒濤の解決編で驚いているなか、酸人だけは期待を裏切らず最後まで腐った奴だった。お話のカラクリを全く見抜けなかった私は心底凡人だが、その方が小説は楽しめるのさフン。とトムくんのように欠伸をしてみる。
読了日:8月27日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21645913

■大人もぞっとする初版『グリム童話』―ずっと隠されてきた残酷、性愛、狂気、戦慄の世界 (王様文庫)
元の話は民間伝承なので、子供向けの綺麗な絵本に改編されたお伽話とは違って当然。にしても凄まじかった。キリスト教の厳しい戒律の下、親のいうことをきかない子供は厳罰、それでも逆らえば処刑。飢饉には子供を交換して食べる。近親相姦当たり前。シンデレラは邪眼で姉たちの足を切らせる。おどろおどろしい話のなかで『長靴をはいた猫』だけは何もしないイケメン主人公が飼い猫の働きのみで王様の娘と結婚できて王位を継いだりする。女はとにもかくにも清く正しく美しく従順で忍耐を強いられるなか、美しい男が得をする時代だったようだ。
読了日:8月29日 著者:由良 弥生
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■傍聞き (双葉文庫)
「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」の4話からなる短編集。「迷い箱」以外は最後に種明かしされるまで仕掛けがわからなかった。特に「傍聞き」はタイトルがキーワードになっており、話の冒頭で傍聞きとは何かをきちんと説明されているにもかかわらずである。なんと上手い作家さんであることか。きっと私ばかりでなく読者は皆騙されたに違いない。仕掛けの上手さも凄いが、内容がミステリーでありなおかつヒューマンドラマでもあるところが読後感の良さにつながる。
読了日:8月29日 著者:長岡 弘樹
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■英雄の書(上) (新潮文庫)
「エルムの書」に触れて英雄に取り憑かれ、最後の器となり破獄を引き起こしてしまった兄ヒロキ。妹ユリコは兄を救うため、書物たちの力を借りて「印を戴く者(オルキャスト)」ユーリとなり、物語の源泉「無名の地」に向かう…無名の地より連れ帰った従者ソラの正体は?兄の学校で何があったのか?下巻を待て!
読了日:9月7日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21929129

■湿地 (Reykjavik Thriller)
面白かった!どうなるのか先が知りたくてページをめくるのがもどかしかったほど。45の細かい章に分けられ、スピーディに展開していく構成もよかった。女性に対する性暴力の正体を男たちに知らせたい、そのためには表現を妥協しない、全部書き切る、と著者はインタビューで言っている。アイスランドの伝承文学サーガのように、簡潔で的確な表現を心がけていると。その言葉通りに重いテーマが凝縮されて生々しく描かれており、読後は大きな満足感に浸った。ウイドルに黙祷。
読了日:9月12日 著者:アーナルデュル・インドリダソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22086925

■犯罪
弁護士の著者が実際の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ・愛おしさを鮮やかに描きあげた短編集。『カラマーゾフの兄弟』のように事実だけを淡々と書く手法のほうが、読者により感動を与えると言っていたのは村上春樹だったか。評判通り「エチオピアの男」も良かったけど、一生愛し続けると誓った妻を殺めた72歳の老医師の話「フェーナー氏」が大変印象的だった。あと、ドイツの警察にかかったら解決しない殺人事件などひとつもないという「幸運」も。バラバラにされてからも心筋梗塞だったとちゃんと認めてもらえるなんて、凄い。
読了日:9月19日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22260744

■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 10月号 [雑誌]
「女性は仕事と家庭を両立できない」という論文のタイトルにビックリした。が、正しい結婚相手を見つければ仕事と家庭は両立できるらしい。あと、働きたいなら卵子凍結をしておけと。男性は当たり前のように仕事をさせてもらえていいですね。遠い未来、男性に子供を産んでもらえる日がくるだろうか。
読了日:9月21日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22311278

ボクを包む月の光 -ぼく地球(タマ)次世代編- 11 (花とゆめCOMICS)
ソルにしてやられた未来路なさけなさすぎ。パメラももう帰って来なくていい!…なんというか、次世代が次世代すぎてついていけなくなりつつある。シリアスな紫苑と木蓮が恋しい。
読了日:9月23日 著者:日渡早紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22374958

男子高校生の日常 1 (ガンガンコミックスONLINE)
ズババババーンと面白かった。
読了日:9月23日 著者:山内 泰延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22376323

男子高校生の日常 2 (ガンガンコミックスONLINE)
生徒会万歳。
読了日:9月23日 著者:山内 泰延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22377508

■英雄の書(下) (新潮文庫)
ソラの正体は思った通りだった。他にはあり得ないと思っていたが、その解説が長い、しつこい、わかりにくいで大変残念。書物や物語の世界を題材にしたファンタジーという事で期待が大きすぎたか。「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」と言いたいのはわかるが、無名の地で永遠に償わなければならないほどの咎人とされるのは少々行きすぎではないのか。「一にして万、万にして一」はストンと納得出来た。
読了日:9月26日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22457167

■万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)
ビブリア古書堂とタイプは同じだがもっと面白いというレビューを見て読んでみた。ヒロインの凜田莉子が生まれついての博学才英ではなく、むしろオール1の劣等生だったのが、上京した先で良いアドバイザーを得て鑑定士としての才能をみるみる花開かせていくという展開は好感が持てる。が、肝心の鑑定に関しては判断材料が都合よく集まり過ぎる感があり、ちょっと漫画っぽい気がした。力士シールの真相はこの巻では語られない。次巻を待て!
読了日:10月3日 著者:松岡 圭祐
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22626422

■万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)
一生かかって貯めた財産があっけなく紙くずになってしまうハイパーインフレ恐ろしや。紙幣の製造工程や、地図の薀蓄も興味深かった。が、鑑識や科捜研、科警研の職員にも頭の切れる人は沢山いるだろう。繊維素コーティングのからくりに気付いたのが莉子1人というのはちょっと無理があるかな?私は気付かなかったけど。ファンデルワールス力という単語を久々に聞けて楽しかった。
読了日:10月10日 著者:松岡 圭祐
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22822505

■ねむいねむいねずみのあまやどり (わたしのえほん)
幼い頃、寝る前に母親が絵本を読んでくれた。その中でも大好きだったお話のひとつ。続きが出ていたのを知って読んでみた。母親が「ねずみはねむってゆめをみた」と読んだ後に「おかあさんのゆめー!」と合わせて言うのが楽しかった。幸せだったあの頃。トラックもいい人だったんだね。
読了日:10月14日 著者:佐々木 マキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22899253

■ねむいねむいねずみとおばけたち (PHPわたしのえほんシリーズ)
ねずみがたびをしていたよ。という冒頭部分は変わらないらしい。あまやどりをしたきのこと、夢に出てきたおかあさんの傘の模様が同じで可愛い。幼い頃にこの模様を見つけたら凄く嬉しかったと思う。
読了日:10月14日 著者:佐々木 マキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22899270

■ねむいねむいねずみとどろぼうたち (わたしのえほん)
ねずみはどうして旅をしているのかな。ふんづけられて大丈夫だったのかな。どろぼうたちが見つけられなかった金貨一枚をねずみは拾わなかったのかな。
読了日:10月14日 著者:佐々木 マキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22899281

ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)
紫織さんのヤンデレぶりがエスカレート。ハサミで人を傷つけたり、家を燃やしたりしちゃイカンだろう。好きな人が自分を好きになってくれないという事態に初めて遭遇し、相手の想い人を執拗に攻撃する幼さ。怒りの方向性が間違っとるよ。つくづくこの人は自分の思い通りにならない事がなかったんだろうなとウンザリする。可哀想だからって部屋中に紫の薔薇をありったけ取り寄せてやる爺さんが悪い。無駄遣いも大概にしてくれ。しかし最後には速水家を捨ててマヤを選んだゲジゲジ仕事虫らしからぬ真澄様の純情にほっとひと息。ナイス聖。
読了日:10月15日 著者:美内すずえ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22936522

■共喰い
読了日:10月23日 著者:田中 慎弥
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■ジェノサイド
壮大なストーリーにぐいぐい引き込まれて一気読み。父親の遺志を継ぎ創薬に心血を注ぐ古賀研人、コンガで生まれた新人類を守るピアース博士とイエーガー率いる4人の傭兵達、素数暗号を解読される恐怖から新人類を抹殺するべくネメシス作戦を進めるアメリカ大統領バーンズ。手に汗握る攻防戦の中、ハイズマン・レポートを分析するルーベンスの思考を借りて、なぜ現生人類は大量殺戮(ジェノサイド)をやめられないのかを考える。これだけの知識と情報を、面白い小説としてまとめ上げた著者に敬意を表する。バンザイ・アタックが印象的だった。
読了日:10月27日 著者:高野 和明
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■式の前日 (フラワーコミックス)
こういう文学的な漫画を書ける人がまだいたことに安心した。「あずさ2号で再会」のヤンキーパパが好き。最後の「それから」が冒頭の「式の前日」の続編であることに気付くのに5分位かかった。疲れているようだ。
読了日:10月28日 著者:穂積
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娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)
「姉の結婚」が良かったので読んでみたが、海江田氏が好きになれなくて読むのが辛かった。この先いい面も出てくるんだろうけど、今のところ図々しすぎ。地元の若手三人組も人の家に押しかけておいてお茶出せとか言うし。男の身勝手な面を描いてるんだとしたら凄く上手いと思う。あと書店に注文するまで「甥の一生」だと思っていた。
読了日:10月28日 著者:西 炯子
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■ソロモンの偽証 第I部 事件
「キャラが立っている」という感想が多いが、本当に人物描写が緻密で丁寧で生き生きしている。中学校内の事件なので、生徒、先生、警察、マスコミ…と大勢の人達が登場するが、その家族の一人ひとりについてまで外見、能力、性格、生活環境などが主人公並みにきちんと語られるので凄いリアリティだ。事件もどうなるのかハラハラし通しでやめられない止まらない。生徒を守ろうとする校長先生には感動したが、自分に酔って気に入らない生徒は放ったらかしのモリリンには心底腹が立った。
読了日:11月2日 著者:宮部 みゆき
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■ソロモンの偽証 第II部 決意
第I部に続いて一気読み。徹夜で1400頁以上読んだので流石に憔悴したが、とても途中でやめられなかった。学校、警察、マスコミによって歪められ隠される真実を自分達の力で解き明かそうとする生徒達。他校から来た弁護人の目的は?告発文の作者は本当に事件を目撃したのか?松子の事故は偶然だったのか?一眠りして第III部へ!
読了日:11月2日 著者:宮部 みゆき
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■ソロモンの偽証 第III部 法廷
校内裁判の進行が見事。笑いあり涙あり、片時も目が離せずまたしても一気読み。この小説に出会えて幸運でした。検事・弁護人・判事は勿論のこと、廷吏のヤマシンが大変魅力的。丁寧すぎる伏線ゆえに最後の証人は予想通りだったが、真相は想像の遥か上を行き、その悲痛な証言に息を呑んだ。卓也の周到な企みが明かされ、人間は蔑む対象がいないと自分を維持できないのかとやるせなくなったが、健一の温かい反対尋問によって救われた。1巻とは別人のような成長ぶりが眩しい。
読了日:11月5日 著者:宮部 みゆき
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ブラックジャックによろしく(1) (モーニングKC (825))
死にたくなければ夜間に車に乗ってはいけない……なるほど。
読了日:11月7日 著者:佐藤 秀峰
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■感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)―Tanabe Seiko Collection〈3〉 (ポプラ文庫)
ずっと前に読んだ。レトロなラノベ風が心地よかったけど、ラストのフレーズがなんかカッコつけすぎみたいで気恥ずかしかった。
読了日:11月11日 著者:田辺 聖子
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■伏(ふせ) 贋作・里見八犬伝 (文春文庫)
アニメを見たからでも見るためでもなく、南総里見八犬伝が好きだから読んでみた。また浜路がヒロインかというありきたり感と、イメージが違い過ぎて違和感ありまくり。「んん」がわざとらしくて嫌だった。劇中劇の「贋作里見八犬伝」もちょっと。伏姫をあんな姿にする必要があったのか。伏がやたら人を傷つけるのもいくら半犬でもやり過ぎだ。読後感もスッキリしない。映像は綺麗になるだろうけどね。
読了日:11月21日 著者:桜庭 一樹
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■私の山道具2 (Hutte BOOKS ヒュッテブックス)
見れば見るほど欲しくなる。目の保養であり目の毒でもあり。
読了日:11月23日 著者:
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娚の一生 2 (フラワーコミックスアルファ)
図々しい海江田が嫌で仕方なかったけど、駄目な母親に甘やかされた子供をきちんと躾けたのはよかった。逆につぐみは愚図愚図悩むばかりで情けない。子供にも女にもちゃんと反撃せい!
読了日:11月23日 著者:西 炯子
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娚の一生 3 (フラワーコミックス)
「早よおいで 腕疲れる」と言われてみたいものであります。
読了日:11月23日 著者:西 炯子
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娚の一生 4 結婚 (フラワーコミックス)
「そのポケット浅ないか どこで買おたんやそんなアホみたいな手提げ」「西園寺さんの手作りです」笑った。若き海江田が恋したつぐみの祖母、十和さんは当時いくつだったんだろう。ばあちゃんと呼ぶにはあまりにも美しく。とにもかくにも大団円。息子の馨クンと三人仲良くね。
読了日:11月23日 著者:西 炯子
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■なかじまなかじま 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
176cm、メガネ、黒髪ロング、ダサイ服。暗いとか言われて凹んでいても、メガネ外してドレスアップしてメイクすればモデル並みになるのは火を見るより明らか。大昔の少女漫画の定石を、親子二代のイケメンに追われるドタバタでどう魅せるか。大人の面倒臭い恋愛に疲れたら、童心に帰って笑ってみるのもいいかもね。
読了日:11月23日 著者:西炯子
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■舟を編む
初版本を買い損ね、意固地になって文庫化されるまで読まないつもりが、読んでしまった。何故もっと早く読まなかったのか!!!ああ私はこういう本が読みたかったんだ、と最初の26頁で確信した。漠然と感じていたもやもやが的確な言葉で紡ぎ出される快感。エスカレーターのくだりはその象徴だ。言葉へのこだわり、文章へのこだわり、紙へのこだわり。パズルのような整理整頓。隣の人が読んでいる本を覗き、その書体や字詰行数、紙の質などからどの出版社の本かわかるという著者ならではの作品だ。凄いね。文庫になってもきっとまた買うよ。
読了日:11月29日 著者:三浦 しをん
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■姉の結婚 4 (フラワーコミックス &alpha;)
好きでもない人と結婚しなくてよかったんだよ、ヨリさん。今は寂しくても結婚してから間違いに気付くより余程いい。大丈夫、変態の真木センセがあっさり諦めるわけないでしょ。早く見たいハッピーエンド、でもあっさり終わっちゃうのはもったいないから引き続きずるずるして色々考えさせて欲しいと思う。
読了日:12月2日 著者:西 炯子
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■さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)
長いこと積読になっていたので何故購入したのか忘れてしまったが、下町人情ほのぼの話かと思って読んだらとんでもなかった。ハードボイルドのようなパロディのような。暴力やゲイの描写はうんざりだったが、パロディ部分は元ネタがわかれば面白いかもしれない。
読了日:12月5日 著者:樋口 毅宏
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フルーツバスケット (15) (花とゆめCOMICS)
床に落ちていたのでつい読んでしまった。いつか部屋が整理できたら全巻通しておさらいしたいものだ。文化祭の「シンデレラっぽいもの」サイコー。由希の魔法使いが僧侶みたいでよかった。花島さんの純黒のドレスも素敵。私も師匠さんみたいな人がいいかな。ジッチャンはいつも一人!!
読了日:12月9日 著者:高屋 奈月
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■COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 12月号 [雑誌]
中国の愛国無罪に愛国心はない。
読了日:12月10日 著者:
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男子高校生の日常(3)(ガンガンコミックスONLINE)
ウチの高校は男子校ではなかったが、面白い男子がいっぱいいて「M沢が馬鹿である」事を数学的帰納法で証明したりしていた。何を1としたのかが思い出せなくて残念である。
読了日:12月23日 著者:山内 泰延
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■思春期未満お断り 1 (小学館文庫 わB 31)
面白そうだと思って読んでみたら、昔読んだ事のあるマンガの文庫版だった。また同じ話を買うてしもうた…
読了日:12月23日 著者:渡瀬 悠宇
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■思春期未満お断り 2〔文庫〕 (小学館文庫 わB 32)
でもまあほとんど忘れていたのでもう一度楽しめたからよしとしよう。そういえばお父さんの病気はどうなったんだっけ?
読了日:12月24日 著者:渡瀬 悠宇
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■思春期未満お断り 3〔文庫〕 (小学館文庫 わB 33)
完結編でめでたしめでたし。現実はこんなに甘くないと思うけど。マナトの義父の会社を他人に乗っ取られないか心配だ。てか、離婚しただけで子供を施設に預けられるのか?施設から理事長に引き取られたり、外交官の義父が社長になってたり、設定の甘さが鼻につく。なんちゃって。大人ってやーね。
読了日:12月24日 著者:渡瀬 悠宇
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■されどわれらが日々ー (1964年)
確認したいことがあって再読。何度読んでも優子との「白い海の記憶」は鮮烈だ。優子はこのとき21歳。言葉遣いは昔風でも、心と身体の乖離に右往左往する姿は今も昔も同じで大変共感できる。男性に触れられない女性は醜いか?欲望に対して純粋って何だ?理性を捨てることが純粋なんて、それこそいい加減だろう。と、今も思う。セクスによって見すかされることを怖がらないほうがおかしい。大事な人に見すかされるのが怖いのであって、どうでもいい人なら怖くもなんともないからいい加減になるんだろう。と、またしても上手く言えない。やれやれ。
読了日:12月30日 著者:柴田 翔
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▼2012年に読んだ本まとめ
http://bit.ly/vQH1FL

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