florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

2012年10月の読書メーター

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1925ページ
ナイス数:52ナイス

万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)感想
ビブリア古書堂とタイプは同じだがもっと面白いというレビューを見て読んでみた。ヒロインの凜田莉子が生まれついての博学才英ではなく、むしろオール1の劣等生だったのが、上京した先で良いアドバイザーを得て鑑定士としての才能をみるみる花開かせていくという展開は好感が持てる。が、肝心の鑑定に関しては判断材料が都合よく集まり過ぎる感があり、ちょっと漫画っぽい気がした。力士シールの真相はこの巻では語られない。次巻を待て!
読了日:10月3日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)感想
一生かかって貯めた財産があっけなく紙くずになってしまうハイパーインフレ恐ろしや。紙幣の製造工程や、地図の薀蓄も興味深かった。が、鑑識や科捜研科警研の職員にも頭の切れる人は沢山いるだろう。繊維素コーティングのからくりに気付いたのが莉子1人というのはちょっと無理があるかな?私は気付かなかったけど。ファンデルワールス力という単語を久々に聞けて楽しかった。
読了日:10月10日 著者:松岡 圭祐
ねむいねむいねずみのあまやどり (わたしのえほん)ねむいねむいねずみのあまやどり (わたしのえほん)感想
幼い頃、寝る前に母親が絵本を読んでくれた。その中でも大好きだったお話のひとつ。続きが出ていたのを知って読んでみた。母親が「ねずみはねむってゆめをみた」と読んだ後に「おかあさんのゆめー!」と合わせて言うのが楽しかった。幸せだったあの頃。トラックもいい人だったんだね。
読了日:10月14日 著者:佐々木 マキ
ねむいねむいねずみとおばけたち (PHPわたしのえほんシリーズ)ねむいねむいねずみとおばけたち (PHPわたしのえほんシリーズ)感想
ねずみがたびをしていたよ。という冒頭部分は変わらないらしい。あまやどりをしたきのこと、夢に出てきたおかあさんの傘の模様が同じで可愛い。幼い頃にこの模様を見つけたら凄く嬉しかったと思う。
読了日:10月14日 著者:佐々木 マキ
ねむいねむいねずみとどろぼうたち (わたしのえほん)ねむいねむいねずみとどろぼうたち (わたしのえほん)感想
ねずみはどうして旅をしているのかな。ふんづけられて大丈夫だったのかな。どろぼうたちが見つけられなかった金貨一枚をねずみは拾わなかったのかな。
読了日:10月14日 著者:佐々木 マキ
ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)ガラスの仮面 49 (花とゆめCOMICS)感想
紫織さんのヤンデレぶりがエスカレート。ハサミで人を傷つけたり、家を燃やしたりしちゃイカンだろう。好きな人が自分を好きになってくれないという事態に初めて遭遇し、相手の想い人を執拗に攻撃する幼さ。怒りの方向性が間違っとるよ。つくづくこの人は自分の思い通りにならない事がなかったんだろうなとウンザリする。可哀想だからって部屋中に紫の薔薇をありったけ取り寄せてやる爺さんが悪い。無駄遣いも大概にしてくれ。しかし最後には速水家を捨ててマヤを選んだゲジゲジ仕事虫らしからぬ真澄様の純情にほっとひと息。ナイス聖。
読了日:10月15日 著者:美内すずえ
共喰い共喰い
読了日:10月23日 著者:田中 慎弥
ジェノサイドジェノサイド感想
壮大なストーリーにぐいぐい引き込まれて一気読み。父親の遺志を継ぎ創薬に心血を注ぐ古賀研人、コンガで生まれた新人類を守るピアース博士とイエーガー率いる4人の傭兵達、素数暗号を解読される恐怖から新人類を抹殺するべくネメシス作戦を進めるアメリカ大統領バーンズ。手に汗握る攻防戦の中、ハイズマン・レポートを分析するルーベンスの思考を借りて、なぜ現生人類は大量殺戮(ジェノサイド)をやめられないのかを考える。これだけの知識と情報を、面白い小説としてまとめ上げた著者に敬意を表する。バンザイ・アタックが印象的だった。
読了日:10月27日 著者:高野 和明
式の前日 (フラワーコミックス)式の前日 (フラワーコミックス)感想
こういう文学的な漫画を書ける人がまだいたことに安心した。「あずさ2号で再会」のヤンキーパパが好き。最後の「それから」が冒頭の「式の前日」の続編であることに気付くのに5分位かかった。疲れているようだ。
読了日:10月28日 著者:穂積
娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)感想
姉の結婚」が良かったので読んでみたが、海江田氏が好きになれなくて読むのが辛かった。この先いい面も出てくるんだろうけど、今のところ図々しすぎ。地元の若手三人組も人の家に押しかけておいてお茶出せとか言うし。男の身勝手な面を描いてるんだとしたら凄く上手いと思う。あと書店に注文するまで「甥の一生」だと思っていた。
読了日:10月28日 著者:西 炯子

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