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florineのブログ

読んだり観たり遊んだりした感想

3月の読書メーター

3月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2946ページ
ナイス数:44ナイス

謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
ビブリア古書堂より更に分かりやすい謎を宝生財閥のお嬢様刑事が出題し、30代半ばの執事兼運転手が即座に回答編を繰り広げる短編集。どの謎も「警察が持て余す難事件」とは到底思えないが「話を聞いただけでアッサリ解決してしまう特異な能力を持つ」執事の影山が「お嬢様の目は節穴でございますか」と恭しく解説するやりとりが楽しい。麗子の上司である風祭モータースの御曹司警部が銀色のジャガーで現場に乗りつけ間抜けな推理を展開する等、実にドラマ向けで面白かった。長身のカッコイイ執事とお嬢様のこれからも気になるエンタメ満載の一冊。
読了日:03月03日 著者:東川 篤哉
作家の読書道2作家の読書道2
モリミーはじめ、今をときめく作家さん達がどんな本を読んでこられたのか、1巻に続き興味深く読ませていただいた。島本理生さんの読書道が自分の好みとかなりダブっていて嬉しい。絲山秋子さんは小学生の頃から1年に500冊くらい読んで読書帳もマメにつけていたとか、流石でございます。書いている時には引きずられたくないので他の人の本は読まない、と仰っていた方が多くて、作家さんはやはり大変だなぁと思いました。
読了日:03月04日 著者:WEB本の雑誌
上弦の月を喰べる獅子上弦の月を喰べる獅子
伊坂幸太郎氏が受験のさなか夢中になって読み、神を扱ったテーマものなのに最終的に曖昧にせずちゃんと結論が出ている、と絶賛していたので興味を持った。その通り、問答は完結していた。あとがきで著者が言っていたが、これを書くにあたって「逃げないこと」と決めたそうである。章立てが二重螺旋構造になっていたり、文体が内容と共に進化するなど、とにかく凝りまくっている。流石10年かかって仕上げた作品だと思う。自分が進化した時にもう一度読んでみたい。
読了日:03月13日 著者:夢枕 獏
草枕 (新潮文庫)草枕 (新潮文庫)
洋画家の主人公が山の中の宿に滞在し、そこで出会った人たちや自然との対話により芸術論を展開する。ミレーのオフェリヤが頻繁に出てくるのが興味深い。不思議な雰囲気を纏う出戻りの那美さんとのテンポよい会話が面白かった。主人公にとっては現実逃避か脱日常の旅だったと思うが、最後にはやはり現実に戻って終わるようだ。
読了日:03月14日 著者:夏目 漱石
孤独のグルメ 【新装版】孤独のグルメ 【新装版】
ドラマを先に見て、原作も面白いと聞いたので読んでみた。ドラマでは当たりの店ばかりだがマンガでは失敗も結構あり、やはり現実は甘くないなと。あとがきがとても面白かった。中の見えない初めての店の戸を野武士の如くガラッと威勢よく開け、「オヤジ、酒!」とか「ムスメ、飯だ。」とはなかなか言えないものでしょう。ムスメって(笑)
読了日:03月16日 著者:久住 昌之
金色のガッシュ!! (1) (少年サンデーコミックス)金色のガッシュ!! (1) (少年サンデーコミックス)
アニメも見て、原作は途中まで読んであったものを縁あって再読。なかなか熱い話ではないか。調べたらアニメは2003年4月6日から日曜 9:00 ~9:30にフジテレビで放映されていた。若かったあの頃。
読了日:03月16日 著者:雷句 誠
謎解きはディナーのあとで 2謎解きはディナーのあとで 2
相変わらずの軽いノリで問題編と回答編が繰り返され、ライトノベルとしてはサクサク読めて楽しいが、ミステリーとしては謎解きのための事件を強引に起こしている不自然な印象。アレキサンドライトと壁画の事件にはかなり無理を感じた。しかしながらお嬢様も遂に風祭警部のジャガーに乗ったり、執事の影山の事を「あたしの大切な人」と口走ったり、これからの展開がますます楽しみなザッツ・エンターテイメントでございました。
読了日:03月16日 著者:東川 篤哉
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 04月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 04月号 [雑誌]
「知られざる『闇ビジネス』の世界」の見開きにドッキリ。
読了日:03月16日 著者:
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
最初のうちは主人公の状況説明で退屈だったが、事件が起きてからは加速度的に面白くなり、ジェットコースターのように一気に読めた。主人公が複数のペンネームで書く様々なジャンルの小説が作中作として挿入されているのも興味深い。愛奴号(笑)のSFがお気に入り。解決編に入ってからは少し盛り込みすぎてかえって分かりにくくなっているように思えた。動詞の後に延々続く修飾句を日本語に違和感なく訳すのは大変だろうなと思う。グロが全くダメな人は要注意。
読了日:03月27日 著者:デイヴィッド・ゴードン
ユゴーの不思議な発明ユゴーの不思議な発明
158枚にものぼる鉛筆画の間に文章が挟まれている、大変美しく厚い本。文章だけ読んでも素敵なお話だが、絵が情景や心情を豊かに物語り、まるでモノクロのサイレント映画を観ているよう。スコセッシ監督の映画『ヒューゴの不思議な発明』の原作。先に映画を観たときタイトルと全く違う内容なのに驚いたが、原作を読んでみてやっとタイトルの意味がわかった。
読了日:03月27日 著者:ブライアン セルズニック

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
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